日光・久能山と並ぶ日本三大東照宮の1つに数えられる埼玉県川越市小仙波町にある神社。
主祭神はもちろん徳川家康。ご利益は出世開運、商売繁盛。
寛永10年(1633)に県立。現在の建物は寛永17年(1640)に再建されたものです。
なぜここに東照宮???
元和2年(1616)駿府城で徳川家康が亡くなると一旦久能山に葬ったが、家康公の遺言に従い、2代将軍の徳川秀忠が日光に移葬しました。元和3年(1617)日光山に改葬の途中、3月23日から26日までの4日間、遺骸を喜多院に留めて天海僧正が導師となり大法要を営みました。そのことから境内に東照宮が祀られ、寛永10年(1633)には立派な社殿が造営されました。
しかし、寛永15年(1638)の川越大火により類焼したため、3代将軍の徳川家光の命により川越藩主堀田正盛が奉行となって直ちに再建に着手しました。寛永17年(1640)に完成したものがそのまま現在の社殿として残っています。
随身門
朱塗りの八脚門(やつあしもん)。八脚門とは3間×2間の門で、門柱4本の前後に各1本ずつの控柱をもっている屋根つき門のこと。
以前は左右に弓・杖を携えた隋身像と、後水尾天皇の筆による「東照大権現」の額が掲げられていました。
正門
日曜、祝日の9:00~16:00以外は正門が閉ざされているので、その他の日時は手洗鉢、石狛犬、石灯籠、拝殿は柵越しでしか見ることができません。
手洗鉢(手水舎)
もとは江戸城にあったといわれている手洗鉢。それだけでワクワクしますね。
石狛犬
こちらも手洗鉢同様に江戸城から移設されたといわれている狛犬。
埼玉最古の狛犬ともいわれています。
石灯籠
歴代の川越藩主が献燈した石灯籠。全部で26基あります。
拝殿
この奥にある本殿には祭事がある時以外は見学できないそうです。
最後は正門前の石階段上から。
いかがでしたでしょうか。
喜多院とセットで立ち寄りたいですね。
コメント